夜間、ＶＦＲで着陸の為にアプローチする場合は
Ａ）（昼よりも）早い速度で。
Ｂ）（昼よりも）急角度の下降で。
Ｃ）昼間と同じように。

夜間、VFR Approachする場合は
Ａ）（昼よりも）早いAirspeedで。
Ｂ）（昼よりも）Steeper Descentで。
Ｃ）Daytimeと同じように。

飛行機は夜も昼も同じように飛行し、飛行性能も明るさに関係なく同じです。 大きな違いはパイロットの技量や意識、見える物だけです。
安全の為に余裕を持って操縦する事があっても、 基本的には同じように飛行するべきです。 飛行機には夜も昼も分かりません。

注意して欲しい事は、着陸のフレアです。　何時もと見え方が違います。昼間は風景ですが、夜間ではライトを頼りに着陸します。ライトは滑走路よりも外側にあり、高さの判断を間違えてしまう事があります。また夜間に幅の広い空港に行くと、ライトの幅が大きく違うので、高さの感覚がえらく違い「ありえない高さ」でフレアを始める生徒がいるので注意して下さい。　私は「滑走路の見え方で着陸をしないように」と何度も言いって教えていました。「必ず滑走路からの高さを考えるように。見え方じゃないよ。」と念を押していました。特に夜間には注意ですが、同じ幅の空港で訓練ばかりしていると、昼間でも同じような間違いを起してしまいます。　また全体的に恐怖心からか、夜間ではアプローチスピードが速くなるので注意しましょう。

Accomplish　行う、する、行動する。
Steeper　急な　（この場合は急な角度、急な進入角度）
Daytime　昼間

なお、空港によっては夜間の飛行制限がある所もありますが、 そのような趣旨の問題ではありません。空港によっては夜間飛行を禁止したり、騒音防止の為にTraffic Patternの向きを変えたりします。また着陸方法にも指示がる場合もあるでしょう。

もう２０年以上前になるでしょうか、夜間にHayward空港へ行って、帰りにRight Downwind Depatureで帰ってきました。看板には夜間はLeft Trafficと書いてあったのですがTowerも閉まってるし、早く帰りたかったのでRightで出ました。何と翌日にはFAAからのお叱りの電話がありました。その時は事なきえましたが、看板や注意事項には注意しましょう。現在はもっと厳しいですからね。