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CTAF: Common Traffic Advisory Frequency

管制官が居ない空港で、パイロット間で使う周波数です。(管制塔の無い空港や管制塔の業務時間以外。 Non-Tower Airport と Closed Tower) その様な空港(Uncontrolled Airport)では、各パイロットが安全確認や滑走路の使用を決めます。そのような空港でも複数の航空機を使って居る場合があります。その為に他機に自身の位置や意向を伝える必要なので、各空港で指定されたCTAFの周波数を使います。

CTAFはSectional Chartでも簡単に知る事が出来ます。 CTAFの周波数は、その横に「C」の文字が白抜きにされた丸が書かれています。

 左の空港はAddison空港と言うTowerの有る空港です。
  Towerの周波数は”CT-"の次に書かれています。CTとはControl Towerと言う意味です。
  管制塔の周波数は126.0Mhzとなります。その横に星印が付いているので24時間ではありません。
  またその横には白抜きの「C」丸が有るので、時間外は、その周波数がAddisonのCTAFともなります。 

 一部の空港では複数の周波数がありますが、CTAFに指定されている横には白抜きの「C」があります。


 これはCooperstown Airportと言う、Non-Tower、管制塔の無い空港です。
  名前の下には空港の情報が書かれています。 
  ここでは 標高が1,424 feet, Runway Light有り、滑走路の長さは35 (3,500 feet)、周波数は122.9。
  この空港では122.9Mhzが割り当てられています。
  そしてその周波数の右側にCTAFを示す「C」があるので、122.9MhzがCTAFとなります。


Airport/Facility Directoryの場合


CTAFは通常では空港の10マイル以内では聞いておくべきです。 別にTowerが居る訳では無いので、聞く義務はありません。しかし、安全を考えると空港には多くの航空機が集まってくるので、10マイルぐらいはCTAFは聞く事を強く勧められています。 

着陸うあ低空を通過しようとする航空機は10マイル手前から、何をしようとしているのかとCTAFで皆に言います。 そして離陸していく飛行機は空港から10マイルぐらいはCTAFを聞いておくべきです。 もちろんApproachやCenter、隣にTower空港があればTowerを優先はします。

UNICOM と MULTICOM
UNICOMとはガソリン屋さんなどが運営する周波数で、色々な情報をパイロットに提供してくれます。そしてガソリンを頼むのにも使います。 ガソリン屋にとっては、空港情報でお客さんにサービスして燃料(Fuel, Avgas Jet Fuelなど)やその他のサービスをパイロットに使ってもらうなどビジネス源にもなってます。

特にNon-Towerの空港では、空港の状況を教えたりしてくれます。(風の方向や風力、Altimeter Settingなど) またNon-Towerでは管制官が居ないので、このUNICOMの周波数をCTAFとして、パイロット同士が位置報告をしながら、その空港を使います。 Towerが有る空港にもある時が多いですが、気象情報は管制塔の仕事なんで、燃料のサービスが主になります。

またUnicomによってはタクシー、レンタカー、ホテル等の手配、レストラン情報もくれたりします。

Non-TowerでUNICOMが無い空港では、MULTICOMと言う周波数が準備されています。空港情報は入手できませんが、パイロット同士の情報交換が出来ます、通常のMULTICOMは122.900MHzです。 まあCTAFとなる場合が殆どです。

 


無線機の無い飛行機など、何らかの理由で無線機を使わない飛行機も居るので衝突防止はいつでも必要です。Towerの無い空港なので、飛行機は比較的少ないので飛行自体は楽かも知れません。しかし、他に想像もしない航空機が居る場合も多いので注意は必要です。CTAFの周波数では位置報告(Position Report)だけを無線で行うのでは無く、必ず注意して無線を聞き衝突防止に努めてくださいね。

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