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Class G Airspace

Class G = Uncontrolled Airspace 管制されていない空域、管制官が居ない空域。名前はClass-Gなんですが、Uncontrolledとも言われます。
もしくはClass−A、−B、 −C、 −D、 −E Airspaceに分類されていない空域を言います。

Class G Airspace  天気さえ良ければ、基本的に自由に飛べます。管制官は誰も居ない(管制されていない)空域です。上では薄いグレーの部分です。特に空港の無い所や、管制塔の無い空港の上空、そして山岳地帯など交通が少ない所に多く存在します。

上の図でしたら、Airwayの左右4マイルにある青色の線の外側がClass-Gになります。 空港の周りだと、その青色か赤色の回り、外側がClass-Gとなります。そして、Class−Dと分類されている所でも、700 か 1,200 feet AGL以下はClass-Gとなります。両端にある空港はNon-Towerで管制塔が無いので、Class-Dではありません。しかし、空港の周りに赤い点線があるので、Class-Gは存在せず、地面からClass-Eが始まってます。 また左から20マイルぐらいにある空港は赤い点線の変わりに、太い線で囲まれています。その空港の上空は700feetまでClass-Gで、その外側は1,200 feet AGLがClass-Gとなります。

Class E と Class G Airspaceの区別を説明する為に Class-Gを説明する為に、左側にチャートの一部をコピーして見ました。

多くの場合、Class-Eは1,200 feet AGL以上からで、それ以下ではClass-Gとなります。 左の図ではBのエリアは、Aがもっと広くなって、境界線が1,200 feet AGLまで引き上げられているという意味です。 空港の回りだけでなく、Airwayの左右にもあります。

Aのエリア内はLake Co Airportの回りにあるClass-Eと-Gの境界線が700 feet AGLまで下げられていると言う意味です。空港の回りの地面から、上空700 feet AGLまではUncontrolledのClass-Gで、700 feet以上がClass-Eになると言う意味です。

通常はClass-Eは1,200 feet AGL以上から始まるのですが、CのAirwayのエリアでは9,000 feet MSLから始まっていると言う意味です。 そして、Class-Gは地面から9,000 feet MSLまでとなっています。

Dの線は、ここでは余り意味がありません。 MOA,(Military Operations Area)を示しているので、Class-Gや-Eには関係が有りません。

青色で「G」と書かれている空域は、Bで描かれた線の外側と言う事で、Class-Gが上空まで続いている地域です。 これも上限がありまして、14,500 feet MSLまでです。これは全米の14,500 feet MSL以上は全てClass-Dとなるからです。

VFRで飛行するに当たって、Class-Eはあまり意味が無いのですが、試験によく問われるのでよく理解しておいて下さい。 VFRで飛行する際に気にする事は、VFR Weather Minimumでしょう。 将来、ATCが上手くなってくるとAppraochやCenterと交信するでしょう。 その時にはATCの存在を確認する為に使えるので、安全の為にも理解しておいて下さいね。



VFR Weather Minimum in Class-G

1,200 feet AGL or less above the surface (regardless of MSL altitude).
地上から1,200feet AGL以下

 
 
Day, 昼間 FAR91.155(b)を除く
1 statute mile
Clear of clouds
Night, 夜間 FAR91.155(b)を除く
3 statute miles
500 feet below
1,000 feet above
2,000 feet horizontal
More than 1,200 feet above the surface but less than 10,000 feet MSL.
上空10,000 feet MSL以下 (1,200 feet AGL以下を除く)
 
 
Day, 昼間
1 statute mile
500 feet below
1,000 feet above
2,000 feet horizontal
Night, 夜間

3 statute miles

500 feet below
1,000 feet above
2,000 feet horizontal
More than 1,200 feet above the surface and at or above 10,000 feet MSL.
上空10,000 feet MSL以上
5 statute miles
1,000 feet below
1,000 feet above
1 statute mile horizontal

上記の表なんですが、Class-Eなどとは大きな差はありません。 大きな違いは昼間(Day)での気象条件、Weather Minimumです。 昼間で10,000 feet以下ならVisbilityは1マイルあれば十分だよ。それから1,200AGL以下のTraffic Patternぐらいの高度なら、雲さえ避けてくれたらOKって意味です。

 

オマケ 別に知らなくても良いよ。。。
このClass-EやClass-Gは、計器飛行の為に出来た物です。VFR機にはVFR Weather Minumu以外、大きな差はありません。 元々は、Class-EなどのControlled Airspace内で飛行する時は「管制官からIFRの許可が必要だよ」 その代わり 「他のIFR機から安全な距離を保障してあげるよ」、そんで「VFR機は大きな目を開けて、「他の航空機を避けて飛行しろよ!」って意味で出来ました。

そしてUn-Controlled Airspace、管制官の居ない空域、今のClass-Gは、「管制していないから、計器飛行の許可は不要やけど、他の航空機との間隔は保障してへんし」って意味です。 まあ計器飛行する人も少ないし、VFR機に対しては、Weather Minimumも緩めにしておくよ、って意味です。

それからVisibility が1マイルや3マイルと有りますが、実際に飛行すると、前が殆ど見えません。 操縦士の体格にもよりますが、1000フィートの高度が上る毎に、1マイル先が見えなくなると言います。 実際、3マイルぐらいのVisibilityで5,000フィートぐらいを飛行すると、地平線なんてサッパリ見えません。 回り全体が白いカーテンに包まれたような感じになります。でも地上は見えますが、下にしか見えないので、異様な光景です。Visibilityが1マイルになると、もう地平線なんて見えなくて、下を見ても物凄く限られてきます。 なれないと結構危険なんで、Visibilityが5マイル以下の場合は、飛行する事はお勧めしません。 それでもCross Countryするなら、計器飛行をする事をお勧めします。上空が晴れていれば良いのですけど、それぐらい危険です。 皆さんがStudent pilot でしたら、私は飛行を禁止します。

Airspace空域のまとめ Class-A to Gの横から見た図 : 簡単に表にしたページ

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