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Tower En Route Control (TEC)の存在するエリア Tower Enrouteが可能な空域

Approach Controlが計器飛行着陸(Instrument Approach)を管轄している空港の多くで、TECが使える可能性が高いです。 全てのIFR空港で可能と言う訳では有りませんけども、結構多くです。 逆に、確実に無い所もあります。

クリーブランドの管制塔の人は "I would say that almost any airport with an approach facility would be able to provide the service" と教えてくれまして、"almost any airports with"が基本と思います。 他にも調べていると、幾つかの条件が分りましたので、リストします。

  • 二つ以上のApproach Control(TRACONなど)がつながって居る空域。
  • 両方のApproachがTECの合意をしている。 Letter of Agreement (LOAs)が使われる。
  • Centerの空域に入らない。 (Enroute部分とされている空域を飛行しない)
  • 多くは10,000 feet 以下が多い。 ( 10,000 feet以下が基準となってるが、8,000や12,000feetも増えている。)
  • ETE 予定飛行時間が2時間以内の距離が多い
  • 全てでは無いが、Airport/Facility Directory (A/FD)に書かれている空域もある。 (JeppesenのApproach Plateにも)
  • A/FDに書かれている地域が全てでは無い
  • 実際に有るか無いかは、Towerに聞くのが早い。電話でも良いし、GroundかClearance Deliveryに聞けば良い。
    • TECは期限が不定期に使われている所もある。
    • TEC自体は有名じゃ無いので、地元の操縦士・教官・試験官に聞いても知らない場合が多い。
    • 日本人の場合は、教官さんにTowerに電話で確認してもらうと良いよ。教官さんを含めて、知らない人が多いので、存在を聞く前にTowerに電話してと頼んだ方が良いです。(逆に言えば、TECは便利だけど、そこまで重要視されて居ない)
  • 南カルフォルニア(SOCAL)は全米でも特殊で、多用されている。
  • 合意の元で行われているので、例外はあります。

Tower En Route Conrol (TEC)はApprach Controlが管制している空域で行われている可能性がある、計器飛行の飛行方式の一つです。 Centerのエリアを飛行しない方法で、特殊なルートが有ったり、Flight Planが不要になったり、また高高度の交通渋滞に影響されないので、ちょっとお得な計器飛行方式です。

Tower Enroute Control ちょっと詳しい説明
友達が、実際のApproach Controllerに電話で聞いてくれました。その時のメール報告
最新とは言えませんが、私が調べたTECの利用状況

 

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