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Procedure Turn and Hold-in-lieu of Procedure Turn

計器飛行進入を行う際に、飛行コースを反転させる方法を Procedure Turnと言います。 Inbound Courseと反対側から飛行して来た場合、何処かでU-ターンを行わないと、滑走路には向かえません。単に180度旋回をしても、大きな半円を描く事になりますので、旋回が終わった時にはInboundコースから大きく外れてしまいます。 この方向転換をスムーズに行う為に、Procedure Turnと言うのが必要になります。

Procedure Turnはアプローチコースを反転する時に使います。 これは例の一つ

アメリカでは上記の様なProcedure Turnが多いですが、日本ではTeardrop形式が多いそうです。

  1. Procedure Turnとは計器飛行のアプローチで、方向を反対に変える時に使われるマニューバーです。 
  2. Procedure Turnがチャートに描かれている場合には必ず必要になります。 
    • ATCがStraight-in Approachを指示し無い場合を除きます。
    • Feeder RouteにNoPTと書かれている場合も除きます。(NoPTはProcedure Turnをしなくても良いとも考えられます。)
  3. Procedure Turn用に書かれている最低高度は、Inbound Courseに乗るまで保つ必要があります。 
  4. Procedure Turnが行える範囲はProfile Viewの部分に書かれています。 “例 Remain within xx NM” 指定された距離は必ず守る事。
  5. Holding Patternが代わりに使われる場合(hold-in-lieu-of-PTの際)はHoldingの方向や距離、タイミングを守る必要があります。
  6. Course Reversal(コースの変更)が必要な時に、Teardropが描かれている場合はTeardropが必要となります。
  7. Procedure Turnが必要な場合は、IAFからProcedure Turnが終わるまでの最高速度は200 KIASに制限されています。

 

  1. Procedure Turnが禁止される時。
     ・ チャートに”NoPT” (No Procedure Turn)と書かれている場所、
     ・ Final CourseまでRadar Vectorされる際、また
     ・ Timed Approach from Holding Fixが行われている時。
     ・ Procedure Turnの印(Barb)が無い場合は、そのアプローチ(Procedure)ではProcedure Turnが認められて居ません。
  2. チャートにProcedure Turnが描かれてい無い場所でProcedure Turnを行う際は
           事前に必ずATCからの許可(Amended Clearance 修正認証)が必要になります。
  3. ATCがRadar Vectorを行う際に、”Cleared Straight-in YYY Approach”と
           Straight-Inを強調するのは「Procedure Turnをするな」と言う意味が含まれて居ます。
  4. もしATCのクリアランスにProcedure Turnが含まれるのかが不明な場合は、必ず確認する義務が操縦士に有ります

現在の様にRADARが中心な時にはProcedure Turnが行われる場合が少ないので、実際に行う場合も少ないでしょう。しかし、RADARも完璧じゃ有りませんし、いつ壊れるかも分かりません。 ATCに緊急が発生する場合も有りますし、あなたのTransponderが故障する時もあります。それらの状況でも計器飛行が出来る様にと設計されています。 緊急の時に備えて、Procedure Turnを理解しておいて下さい。PTSにも明記されています。(現状ではPTかTAAのどちらかが義務付けれていますし、No Radar Vectorでのアプローチも必要とされています。)

Procedure Turn Barb Procedure Turn Barb

  1. NOS Chart、アメリカ政府が発行するチャートにはProcedure Turn用の方向を示す矢印(Barb、Barbbed Arrow)が書いてあります。 
  2. そして書かれているHeadingの数値は45度タイプのProcedure Turn用の方位で参考様で、使う必要はありません。
  3. この方向はProcedure Turnを行うべき方向が書いてあるだけで、種類や旋回率(Rate of Turn)は操縦士の判断に任されています。 
  4. 条件はチャートに描かれている距離制限だけです。 
  5. 選択肢の例としては45度タイプのProcedure Turn、Racetrack (ホールディング状)、Teardrop (涙形)、80度−260度などがあります。
  6. もし、Procedure Turnが指定されている場合は、必ずその指示に従って下さい。(TeardropやHolding状など)
  7. この印(Barb)が無い場合は、そのアプローチ(Procedure)ではProcedure Turnが認められて居ません。

PT (Procedure Turn)の基本 : PTの高度 : PTの範囲 : Teardrop : Holding in-lieu-of-PT : NoPT : 飛行方法の例

 
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