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ADMの定義 と 一般的な判断工程

ADM builds upon the foundation of conventional decision making (下の図), but enhances the process to decrease the probability of pilot error. ADM provides a structured, systematic approach to analyzing change that occur during a flight and how these changes might affect a flight’s safe outcome. The ADM process address all aspect of decision making in the cockpit and identifies the steps involved in good decision making.

ADMって言うのは下の図に有る様な、通常の判断工程システム的に強化して、パイロット・エラーの可能性を減らそうと言う考えです。ADMでは飛行前や飛行中に起こる出来事に関してシステム的に物事を考え、客観的に判断を下し、それによって安全な飛行を続けようと言う事です。 ADM Processでは離陸前の判断やコクピット内で起こる、判断と言う物に対して「色々な角度から見つめ、そして良い判断を下す様に」と考えます。

ADMでは緊急時での判断だけでなく、通常のフライトでの色々な出来事を含んでいます。 小さな事をでも的確に判断をしてパイロット・エラーを最小限に食い止めようと言う物です。差し迫った大きな事柄だけでなく、ダイヤルを回すだけの単純な事柄で有る場合もあります。

気合や経験論、精神論では無く、より科学的(心理学など)に判断を行なう事です。

Human Error 人的ミス
多くの事故の場合での原因は人為的なミス、Human Errorです。 多くの事故の場合では、パイロットは何かが間違っているのに気づき、そして危険性を察知した上で、飛行を続けて事故に遭遇し居る場合が多いのです。 有る時点で危険性に気が付いていても、それを無視したり、違った判断を下して事故に遭遇する場合が多く有るのです。 本当に知らない場合もありますが、強気になって無視したり、運に任せたり、過去の偶然を取り違えたり、判断が出来なかったり、としています。 ADMでは、これらのHuman Errorを防ごうと、色々な考えやルールを提唱しています。

 

Conventional Decision Making FAAのACで通常の判断とされている図 (ADMじゃないよ)

これはADMの考えを含めない時の一般的な思考パターンの例です。ACで書かれている物でこれを強化するのがADMの考えになります。

Conventional Decision Making FAAのACで通常の判断とされている図 (ADMじゃないよ)

一般的な思考・判断のサイクルとでも言いましょうか。 タイトルはConventional Decision Making Processとなってます。

次のページでは、この図をもう少し細かく説明します。

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(ACとはAdvisory Circularと言う刊行物の略で、法的な規定や拘束力は無いがさまざまな情報や知識をFAAが提供します。)

 

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