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Tower En Route Control (TEC)
Tower Enroute Control Service, Tower-to-Tower, Tower En Route Clearance

この「Tower En Route Control, TEC」はIFR Flight Planが無くても計器飛行の許可をもらう事が可能な飛行方法の一つです。 
Centerの空域(En Route Structure)を飛行しないので、管制官や操縦士、空域の負担が軽くなって、遅れが少なくなります。

基本的な条件は、Approach Controlの空域だけを飛行しCenterの空域をしない事と、Approach Control (TRACON, RAPCON等)とTowerがTECを認めている事です。

The control of IFR en route traffic within delegated airspace between two or more adjacent approach control facilities. This service is designed to expedite traffic and reduce control and pilot communication requirements.

Centerの空域(高高度)には影響されないので、上空や通過する旅客機の遅れに影響されないのも特徴です。

色々と調べた結果、このTower Enroute Control TECは、存在を知らない人が多いぐらいです。 教官さんでも、職業パイロットの人でも知らない人の方が多いと言い切れるぐらいです。 ただ、Practical Test Standard PTSに出ているので、簡単にでも理解はしておいて下さい。 (試験用はこっち

  • Flight Planについて
    • Tower Enrouteが使えるならIFR Flight Planが不要
    • Flight PlanのRemarkに”TEC"と記入する事も可能。 (この場合はTECの利点を使用できる) 
  • Tower En Routeが可能な地域
    • TRACON (Appraoch/Depatrure)が連続している空域  Two or more Adjacent TRACON もしくは Overlapping TRACONに有る。
    • Centerは使わず、Appraoch Controlの空域で使われる。
    • Tower En Route Controlは色々な地域で存在するが、必ず有るとは限らない
  • Tower Enroute ClearanceでIFRをリクエストする方法
  • (続く)

Tower En Route Control (TEC)が存在する可能性が有る空域。。。Approach Control Airspaceと言います。

Tower Enroute (TEC)はApproachが管制している空域に有る場合があります。また複数のAppraoch (TRACON)が重なっています。

  • SOCALのTECは特別で、多用されている。 (ロサンゼルス地域を含む、南カルフォルニア) : 例としてMYF空港より
  • 1981年の管制官のストライキの混乱で生まれました。
    • 解雇になった管制官不足による負担を減らす為に考え出されました。
    • TEC自体は、低高度の余裕を使う方法。その為、Centerは含まれない。
  • 正直、知らない人も多い。 その為、誤解や思い込みも多い。
    • 知らなくても普通な位ですが、PTSに書かれてますので。
    • A/FDに3例しか出ていないので、A/FDに書かれているだけと勘違いしている人が多い
    • 管制官同士の間での合意、Letter of Agreementで行われ、全てのデータが一括で管理されていない。
    • 複数の呼び方がありますが、どれでも同じです。
    • この場合のTowerはAppraochを含んだTower (ATCT)の事です。

    このTECと呼ばれる方式には、色々な名前があります。どれでも同じです。Tower Enroute Control ServiceとEnrouteが一文字になっていたり、最後にサービスが付く意場合も有ります。 Tower En Route Clearanceとクリアランスと言う時もあります。 またTower-to-Towerという言い方も有ります。 Towerと言うのは通常は管制塔の事を示しています。 しかしApproachやDeparture ControlをAir Traffic Control TOWERと言う場合もあります。 このTECは、この例です。


月以上を掛け、多くの人にも聞いたので、このコーナーでは必要以上に書いています。 私も完璧に理解して訳じゃ無いですけど。「誤解」や「思い込み」も多いサブジェクトなので、気合を入れて調べたけど、完璧な回答が見つからなかった所も有ります。

現役パイロット、現役教官、管制官、AOPA、FAA, Towerと色んな人に問い合わせました結果を書いてます。(完璧じゃ無いよ) 色んな人の協力を得ました。その為、必要以上に詳しく説明をしています。 実際の試験ではここまで詳しくなる必要は有りませんが、お勉強やATCの歴史の研究にでも。

TEC は誤解されやすく、また知っている人も少ない方式です。 私も最初は誤解していましたが、よく読んでいると、矛盾点が幾つか出てきました。色々な人に聞い たり、アメリカ人のフォーラムで聞いたりと、2ヶ月ぐらいかけて、色々と情報を集めました。 その為、私の頭の中が情報過多になってしまい、ちょっと混乱気味です。 現役教官、訓練生、管制官、FAA、AOPA、フォーラムと色んな所で聞いてみました。 色々な情報や意見で頭が少々混乱しています。 スキットしない部分が有りますが、参考に読んで下さい。

ゴッチャになってるので、まとめとして一覧にしました。 試験対策用にも考えてます。 こちらへ

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