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VOR: TO-FROM indicator

TO-FROM IndicatorはVORで大事な物の一つです。Course Selector(OBS)で選んだコースと航空機の位置関係を示す一つです。「TO」や「FROM」 もしくは 三角形の向きで、パイロットに情報を提供します。
(Ambiguilty Indicatorと言う場合もあります。)

OBSのCouse Selectorで選んだコースより、左右90度以内に居ると「FROM」を示します。もし、反対側に居る時は「TO」を示すようになっています。この「TO」や「FROM」は名前だけで、機首の向きや、向かっている方向には関係はありません

 VORの090度Radialを飛行中にOBSで090付近を選ぶと、FROMを示します。 180度旋回をしてもFROMのままで、360度旋回を行ってもFROMのままです。 位置関係だけです。

どの航空機でもOBSで090を選択すると、向きに関係なくFROMを示します。 何度も書きますがVORの表示は向きではなく位置関係です
右の6機の飛行機は、全て同じ表示をします。

次はCDI Needle(針)についての説明です。

VOR Indicator が FROM を示す時

VOR Indicator が TO を示す時
OBS、 Course Selectorで選んだコースより左右90度以内に居る時。 OBS、 Course Selectorで選んだコースより左右90度以外に居る時。
選んだコースの反対側に居る時とも考えてもOKです。

VORのTO-FROMとOBSの関係図。

上の図は頭の中でチャートに置いて見て下さい。
真ん中のVOR印がVOR Stationを示しています。
OBSとTO-FROMの関係を表しています。

飛行機の位置でTO-FROMが決まります。
もしピンクの場所に居れば「TO」を表示します。青ならFROM。
OBSを回すと上の図も同じ様に回ります。

 

Course Selector, OBSで選んだコース(Radial)と飛行機の位置でTO-FROMが決まります。 飛行機の向きは一切関係ありません。もちろんOBSでは000度から360度まで好きなコース(Radial)を選べます。

選ばれたコースです。 飛行機の向きは一切関係ありません!

上の三つの図に書かれている「OBS」は、パイロットがCourse Selectorで選んだ方向です。

 

次はCDI Needle(針)についての説明です。


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  2. 二つに分けられる、VORシステム 地上設備と機上装置が無いとね。
  3. 地上にあるVOR Station
  4. VOR Stationの種類
  5. 航空機に装備されている VOR Airborne Equipment
  6. VOR Indicator VORの使い方に自信の持てない方はここからでもOKですよ。
  7. OBS Selector の役目
  8. TO-FROM Indicator (名前に惑わされないでね!)
  9. CDI Needle (VORの中でフラフラ動いている針の事です。)
  10. To-From Indicator と CDIの関係
  11. VORの表示は理解できましたか? 確認クイズ ここでVOR表示に付いては終了
  12. 局に向かって真っ直ぐ飛ぶには? ここからVORの使い方について。
  13. VORクロスチェック 横のVORで飛行位置の確認 Cross Check
  14. 迷子になちゃったら Lost Procedure (VORだけを使う方法)
  15. 指定コースを飛ぼう Intercept, Tracking, and Wind Correction
  16. 計器飛行向け。 ILSやLocalizer等について。 IFR用の施設。Privateの方は参考に。 

 

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